2020年も残り2ヶ月を切りました。今年はコロナがあったので、1年があっという間に過ぎた感じがします。
会社勤めの方は年末調整の書類が配られているころではないでしょうか。今回は今年の年末調整で大きく変わった箇所についてお話ししていきます（年末調整の変更は来年の確定申告の変更にもつながる部分があります）。
変更点①：給与所得控除額が減額になりました。
給与所得控除額とは会社勤めの方にとっては必要経費のようなもので、給与収入から差し引いて税金を計算します。その給与所得控除額が減額されると税金が高くなることになります。
変更点②：基礎控除額の改定
基礎控除とは誰もが収入から差し引くことができるものです。年間の所得金額が2,400万円以下の場合は基礎控除額がアップすることになりました。
この2つの変更によって税金がどう変化するのかをまとめてみました。
- 増税になる人：会社員などの給与所得者のうち給与収入が850万円を超える人で独身者と23歳未満の扶養親族がいない人。
- 減税になる人：個人事業主など個人で仕事をしていて給与収入がない人で課税所得が2,400万円以下であれば若干減税になります。
- 影響のない人：会社員などの給与所得者のうち年収850万円以下の人。
来年の確定申告時期になりましたら、確定申告の変更点についてお届けする予定です。