「 人生には ❝ ここ一番 ❞ 」という踏ん張りどころが何度かある。
どんな分野でも一流と呼ばれるのは、❝ ここ一番 ❞ の局面で踏ん張ることのできる人だよね。
そう語るのは、「 和食の鉄人 」こと道場六三郎氏です。
伝統を踏まえながら、和食の新しい領域を切り開いた氏は、88歳になった今も2店舗を経営し、次の人材を育てています。
氏は修行時代、板長からひどい嫌がらせを受けました。
罵声を浴びせられ、時には料理をひっくり返され、「 もう辞めよう 」と真剣に考えるようになりました。
しかし、ここが踏ん張りどころだと思い直し、「 どうやっても、もうこれ以上はできん 」というくらいまで仕事をこなしたそうです。
「 あの時、頑張れたから今の自分がある 」という氏の体験から出たのが冒頭の言葉です。
道場氏の回想は、壁にぶつかった時が人生の岐路であることを教えてくれています。
「 ここ一番 」で逃げずに受け止めることが出来たら、以前より成長した自分になれるはずです。
❝ ここ一番 ❞ 頑張っていきましょう!
しかし美味しそうですね。
今月もよろしくお願いします。
By 石橋